ハイセンス6弦とマネージャー

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メイク落とししているHAYAを放って俺は玲とバスに乗った。 近くの席に座ると前の席に見覚えのある後ろ姿が見えた。     「わっ!薫!」 振り向いたのは華川深雪という幼なじみの女の子だった。実は俺の好きな子だったり。 「な~んか最近帰り遅いね、部活でも入った?」 「いやいや、部活を作ったんだよ」 「何部?」 「軽音楽部」     深雪が驚いた顔をした。 「え~っなんか意外!何やってるの?」 「ボーカルさ!」 深雪は納得したような顔をした。     「それが良いよ、だって薫カラオケじゃいつも得点良いもん。100点取ったの見たのは初めてだったよ。メンバーは?」 「今ギター二人決まったよ、こいつ!同じクラスの霧山!」 玲は軽く礼をした。     「えっ‥」 深雪の表情が変わった。そして一言 「わ、私にも手伝える事あるかな?」 「へっ‥?」玲とハモった。深雪の顔が微妙に赤い。 「ん~、確かお前って‥楽器‥」 「うん‥全然よ‥」 「‥マネージャーとか」玲が言った。 「あっ、良いなあ。マネージャー」 「うん、私マネージャーやるよ!!」 何だかわからんが張り切っている。     「という事で‥二人ともよろしくお願いします!」 決まり‥なの?
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