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監督
「カット!! どうしたの星野くん…あと少しだったのに……」
星野
「監督! キスシーンは振りでお願いしますって言いましたよね!?」
監督
「言ったがどうかしたのかい?」
星野
「この子には何も伝えてなかったんですか?」
監督
「いや…ちゃんと伝えてあるから知っているはずだ…」
星野
「そうですか……
オイ!何でキスしたんだょ!」
夢歌
「え…あの…わたし……」
星野
「何とか言えよ!
オレはなぁ…ァィッとしか、おだんごとしかキスはしないんだょ!!」
夢歌
「ごめんなさい……」
星野
「ごめんなさい?
謝るくらいなら、始めからするなよ!!」
スタッフ
「星野さん落ち着いてください〓」
星野
「……あぁ、悪い。
監督…今日の撮影ってこのシーンだけでしたよね?」
監督
「あぁそうだょ。
今日の撮影は2時を予定していたからね。」
星野
「それじゃあ、次やりましょう…早く彼女に会いたいので。」
監督
「分かってるょ笑
夢歌ちゃん、言われたコトは守ってもらわないと…だから次はよろしく頼むよ?」
夢歌
「はい…」
再び撮影は始まり10分で撮影は終了した。
スタッフ
「今日の撮影はここまでです!!
お疲れ様でしたッッ!」
挨拶もせずスタジオを去ろうとした夢歌を星野が呼び止める。
星野
「おい!お前、さっきのわざとだよな?」
夢歌
「そんなつもりわ…」
星野
「それに仕事貰ってんだから、ちゃんと守ることは守ってちゃんとやれよ!
はっきり言ってかなり迷惑なんだけど…」
夢歌
「はい…ごめんなさい。」
星野
「次からはちゃんとしてくれよなッッ!!」
と言いスタジオを後にする星野だった。
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