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授業が終わり、夢歌は後ろから星野に話しかける。
夢歌
「よかったぁ。星野君と同じクラスで🎵」
星野
「何かよう?」
夢歌
「そんなに冷たくしなくてもいいじゃない。」
うさぎ
「そうだよ。夢歌ちゃん、この学校初めてで、まだお友達も居ないんだから優しくしてあげなきゃ。」
星野
「友達なら他をあたってくれよ…オレはあんたと友達になる気なんか全くない。オレ達に近づくな。
それと、おだんごもこいつと話なんかするんじゃねぇ。」
夢歌
「本当に冷たいのね。」
うさぎ
「そうだよ星野。
そんなこと言ったら夢歌ちゃん可哀想じゃない。
あたはもう夢歌ちゃんのお友達だからね。」
星野
「おだんご!!」
夢歌
「本当…?」
うさぎ
「もぉこうしてお話してるんだもん、お友達だよ。」
夢歌
「嬉しい、ありがとう、お団子ちゃん。
…星野君の言ってる『お団子』ってあなたの事だったのね♥」
うさぎ
「星野が何か言ってたの?」
夢歌
「今日の撮影あたしのせいで長引いちゃって…
キスシーンがあったんだけど、あたしが体少し動かしちゃったら、唇が当たっちゃって…。
そしたら、星野君が『キスするんじゃない!』って怒られちゃって…
『オレは、おだんご以外とはキスしないんだ!』って皆の前で言ってたの。」
うさぎ
「もぉ~星野ぁ!」
星野
「なんだよ。本当のこと言っただけじゃんか。」
少し怒った感じで教室から出て行ってしまう。
夢歌
「照れちゃって…」
うさぎ
「ごめんね。星野いつもはあんな感じじゃないんだけど…。」
夢歌
「ううん。きっとあたしが悪いんだと思うの。
それより星野君てね、いつも仕事熱心でね、少しの間でも休まないで台本読んで暗記してるの。
…早く帰れるように、って。」
うさぎ
「へぇ~そうなんだ。」
まこと
「うさぎちゃん、ちょっといいかな…」
うさぎ
「あ、まこちゃん。
うん、いいよ。 ごめんね夢歌ちゃん。」
夢歌
「ううん。大丈夫よ。」
と言って、2人は教室を出て行く。
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