prologue

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…あたしは思い出す、あの日の事を…これから死のうとしてる時に。あの日全てを失った。些細な事が、あたしから大切な人を奪っていった…この世界から。たった一瞬、でもあたしにはその瞬間が永すぎて、自分で自分の記憶を心の底に深く深く押し込めて。 何もかもが、あたしの中の時を止めて。 今更、思い出しても遅いのに。
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