羅刹

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     『第4話』     影蔵が殺気を感じるのと同時に屋敷の周囲から複数の人間のただならぬ気配を察知したのだった。     それは…およそ常人には到底出せないオーラ。     どんな状況下でも戦う事を覚悟した……   否、そんな生易しい覚悟では無いのだ。     この気配の持ち主達は…人を殺すこともいとわない、殺しが日常茶飯事なプロだけが放てるオーラで有った。     その中でも…特に一番力強く強烈なオーラを放っている者が隠れているであろう門の方へ影蔵が踵(きびす)を返して身体を向けると…
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