影蔵の死闘と疾走する影人

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     『第5話』     影蔵の声が静寂な闇夜に凛と勇ましく響き渡る。     すると美しい極楽蝶の入れ墨が淡い輝きを放ち、たちまち影蔵の身体が紅蓮の炎に包まれるのと…同時に左腕をグルグルと炎が龍の様に巻き付けていくのであった。     ふと気付くと影蔵の右肩辺り、右斜め上の空間にはフヨフヨとプカプカと愛くるしい子犬程度の体長の幼い少女が浮かんでいる。  
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