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「仕掛けるぞ…蝶よッ!
ヌゥゥ………
…ツァアアアアァァッ!!」
サッカーボール程度の大きさはあろうかという灼熱の火炎弾が影蔵の左腕から羅刹へ向けて勢い良く放たれたのだった。
「フアッハッハッハ~!
何だ…そんな程度のモノ、オレ様が容易く受けとめてやるよォッ。」
羅刹が…そう言い放ったのである。
しかし身構えるよりも数秒程度、影蔵の放った火炎弾の速度の方が勝っていた。
力強い轟音を立てて羅刹の腹に直撃したのであった。
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