第1章 プロローグ

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「紀子さん?」 由梨がフロアのモップ掛けをしながら声をかけてきた。 「うん。『春景』が売れたって」 「そっか~。この間のおじさんかな?」 「みたい」 「良かったね~」 「うん」 ふと、窓の外を見る。 カウンターからは下の方は見えないが、夜空の感じから、今日も夜景が瞬いているみたいだ。 今の生活が大好き。 今日も素敵な一日が終わった。  
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