いつもの通学路、二つの荷物。

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そしてしばらく歩いていると、すごい足音と共に、何かがやって来た。 「華斑ー!あ、朱朴もいたか!」 …姫端尚季<ヒメハシ ナオキ>である。 「なんだよ、姫端‼」 真柚胡は相当驚いた顔で言った。それもその筈、真柚胡と尚季の通学路は真逆だったからだ。 「オレの通学路、今日からこっちなんだ!よろしく!」 めちゃくちゃ笑顔で尚季は言った。 「…は?」 さっぱり意味が分からず、真柚胡は目を細めた。 「だから、オレ、こっちに引っ越したんだ!オレんち案内するよ!」 尚季は何故だか分からないがテンションを上げて言った。 「は、はぁ…。」 真柚胡と柘都は引きぎみに言った。  
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