SECOND STORY

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「おはよー司、あ!着けてくれたの!?やっぱり似合ってるよ☆」 「…あ…ありが…とう」 なんだか照れてうまく会話が出来ない。正直に言ってみようかなぁ… 好きだって… 「あ!つー!と知らない人☆」 なんだかモジモジしながら歩いていたら、珍しく凌と莉緒が一緒に歩いてきた。 「あー!その首輪かぁわいい☆ねぇねぇ誰にもらったのぉ☆」 朝からハイテンションの莉緒。 「首輪って…慎吾が……くれたんやけど…」 チラッと慎吾に目配せしながら答える司を見て ポン!と手を叩き 「司!そういうことか!ん?奏司くんはなんで病気なんだ?」 凌はやっとわかったー!となんとも晴々した笑顔でうなづいていた。 「なぁに?りおはー?仲間外れ?」 慎吾もよくわかんない…といった表情で司と凌の顔を除き込んでいた。 「あ!しんちゃーん!おっはー」 ドカッとと慎吾に抱き着いてきた女。 「恵美!おはよー…」 ビックリした慎吾はつい恵美を受け止めてしまった。 「な……仲よさ気やな…」 「あれー先輩いたんです…あー!!!!そのネックレス!あたしのじゃないの!?」 慎吾にむかって口を尖らせながら怒る恵美。 唖然とする凌と莉緒。 「昨日恵美にくれるんだと思って選んだのにぃ。先輩にはこういうのは似合わないよ!」 ぎゃーぎゃーと喚きながら慎吾に抱き着く恵美。「返してもらって」「あたしにも買って」と次から次へと意味の解らない事を言っている。
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