9人が本棚に入れています
本棚に追加
「彼女を差し置いてプレゼント貰うなんて!先輩頭どうかしてません?」
ついに恵美は司に直接攻撃をしてきた。
「ちょっと!恵美…彼女ってなに?」
あわてて慎吾が恵美を止める。
「ひどーい!昨日付き合ってって言ってきたじゃん!」
「いや!意味が違う!買い物にって意味だよ!」
「なにそれー!恵美納得行かな…」
ブチッ
「いらん。こんなもん。彼女にあげたらいいわ。」
手にちぎれた鎖を握りしめ司が震える声で叫ぶ。
「ひど…貰ったもん壊すとか…ありえないし…」
「あんた…なんなん?どうしたいん?うちと喧嘩したいんか?」
ポロ…
「ひどーい…あたし、慎吾が可哀相だと思って…」
うわーん…
恵美は声を上げて泣き、慎吾に抱き着いた。
「ちょっと泣かないで、ね?あ!司!待って!」
恵美なんかほったらかして追いかけてきて。
やっぱりあたしの勘違いだったのかな?
ねぇ…追いかけてきてよ…
最初のコメントを投稿しよう!