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「仕方ないから俺はサボる。
お前だけでも戻ってろ」
「さぼる……の？」
「今から戻ったらそれこそどんな冷やかしを受けるか……
特に琴子とか授業中にすら手紙回したりして来るに決まってる。
だから俺は放課後まで暇潰しでもしてるから」
「そんなのダメ！
サボる以前にその……私が原因で授業出ないなんてダメだよ」
「でもよ、俺と一緒に教室に帰るとお前にも真っ先に冷やかしとか来るけどいいのか？」
「それもダメ！」
顔を真っ赤にしながらも、さっきよりより強調して否定して見せる瑠璃。
まずい、このまま行くと瑠璃は頑固モードになって話すら聞いちゃくれない。
「じゃあどうしろと？」
「えっとあの……」
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