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何だろう、胸がドキドキする。
いつもは私からすーちゃんに寄ってくるのだけど、すーちゃん自身が私に近付いて来るなんて珍しい。
もしかしたら何かあるのかも……
と思いながらも別に対したことがあるわけではないと考えるのが普通だ。
彼女もすぐにそう思い返した。
「目を閉じていてくれるか?」
「うん…………へ?
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!!!!」
有り得ない
だってすーちゃん、それって目の前にいる人に目をつぶってくれなんて……これってまさか……
「じっとしていろよ」
「う、うん!」
戸惑いながらも昴の言う通りにした。
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