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ガシッ
―――ちょっと!すすすすすすーちゃんホントに抱き着いてき……あれ?何だか頭にしか腕を回されていないような?
しかも結構つよ……
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」
突然頭を圧迫してくる痛みに耐え切れなくなり瑠璃は悲鳴を上げる。
それもそのはず、当然昴は抱き着いて来たのではなく、瑠璃に対してヘッドロックかましていたから激痛が走るのも当たり前だ。
「さっき屋上に来た奴が、瑠璃先輩の婚約者はやっぱり何とかかんとか言ってよぉ、俺を見た瞬間逃げられたんだが……てめえ何言いやがった?」
「ふぁ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」
「お陰でなぁ……俺を見た瞬間『あ……すみません』とか言われちまったじゃねえか!」
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