お弁当

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屋上にはほとんど人が来ないから、貸し切り状態で私たち3人だけだった。 「准くんクラス嫌い?」 「えっ?」 美有がお弁当を開けながら突然言い出して、准も驚いてた。 「嫌いじゃないよ‥っても、まだ分からんしなぁ。なんで?えっと‥」 美有のことがまだ分からない准は戸惑いつつ答えた。 「ごめん。名前言ってなかったね、美有だょ。ょろしくね。ただ、教室で食べるの嫌なのかなって思ったから‥。」 「嫌とかじゃなくて、編入生とかって周りに人集まるじゃん。オレああいうの、うざくてダメなんだよな。それで、仲良くなった深和について行こうかなって思ったんだよ。ってか准でいいから。」 私は2人の話しを聞きながら1人でお弁当をたべていた。 .
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