序章

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今日も雨の中お出かけ 私の服装は一般の目から見ればおかしい服 えぇ田舎で見ればおかしいでしょうね。 だって田んぼ道からフリルが付いたピンク色の日傘を差し、服はベルサイユ宮殿をも思い浮かべそうな、たくさんのレースをあしらいリボンの沢山付いたピンク色のワンピース、スカートの中には何重も重なったレースで出来たパニエを入れて、長い黒髪に頭の上には大きなピンクのリボンのヘッドドレス。 その格好で家から一歩出れば近所の人からヒソヒソと話し声が聞こえ、小さな子供からは化け物扱い。 そうよね、でも私はこの格好が好きなの、誰が何を言おうと私からこの服いえ、ゴシックロリータは失えない。 もう体の一部になっているお洋服。 これらがもし地球上から消える時が来るなら私も一緒に滅びたい。 なんて大袈裟に聞こえるかもしれないけど、私はこの服もロリータと言われるアンティーク調な物が好きなの。
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