~first stage~始まり

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〈4月1日〉 「さて、今日からここでプロデューサーとして活動するのかぁ」   俺はとある芸能事務所に勤務することになった。まぁ芸能事務所は楽しくないトコでも無さそうだし、まぁやってみるか。てなノリでココに来ているわけで、今から社長に挨拶に行くところである。   [社長室] 「失礼します・・・」 「ティンと来た‼」 「・・・はい?」 社長室に入るやいなや、いきなり「ティンと来た‼」と、言われてもなぁ・・・ 「君のような人材を求めていたんだYO」 と、言われるとあながち悪い気分でもないなぁ・・・しかし社長の話がなんか長い‼PCとかで見た時はそーでもなかったが、実際こんなに長いのか?と、思っていたところだった 「プロデュースする女の子をえらびたまえ」 話が飛び飛びでわかりにくいがとにかくプロデュースする女の子を選ばなければならないらしい・・・ 「それで、俺は何人プロデュース出来るんです?」 と、俺は問いた 「君はまだ見習いだから11人のプロデュースをしてもらいたい」 (あれ?なんか矛盾してない?確かに俺は見習いどころかこの事務所もよく知らないんだぞ。大体、俺に国語力があるならまだしも高校時代の通知表は3だぞ!恐ろしく微妙じゃないか!)と、内心思いながら 「が、がんばります」と、言っちゃったんだぁ・・・ 「それで今プロデュース出来る女の子は何人いるんですか?」 「それがね、見事に11人ジャストなのだYO」 (見事も糞も最初からその女の子達しかむりじゃねぇか!)まぁここで逆ギレしても仕事が無くなるだけなのでこれ以上はなにも言わなかった 「それでその子達は今どこに?」 「実は先程買い物を頼んだ萩原君がまだ帰って来てないし、高槻君は事務所の前を掃除・・・・・・」 (まぁとりあえず色んなトコにいるんですね)   とりあえずそこで俺は社長室を後にしてみんなを迎えに行くことにした。 (多すぎだろ見習い以下相手に・・・)
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