後悔した手紙。

5/9
前へ
/138ページ
次へ
「やっと笑ったぁ…。」 葵のノーテンキな笑顔が急に崩れて、目尻に涙が浮かんでいる。 朝から不機嫌だったアタシを心配してくれていた? 尖った感情が丸くなる。 勝てないなぁ、葵には。 きっとこの子が愛されるのは、こんな理由だろう。 「何時?」 「やったぁ。」 満面の笑みを浮かべて、アタシの頬にkissをした。 レズじゃないけど、柔らかい唇の感触が心拍数を上げる。 どアップの葵は、ますます超美形…。 焦る…。 こんなシチュエーション、アタシがオトコなら瞬間で恋に落ちているね。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加