見知らぬ手紙。

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もうすぐ我が家…。 狭いワンルームなのに、不思議と安堵感がわいてきた。 早くリビングに鎮座する紅いソファーに埋もれたい。 幸い…周囲には誰もいない。 何事もなかったように膝についた砂をはらって、背筋を伸ばして…無意識に颯爽と歩き始めた。 こんな時まで世間体を気にする自分の浅ましさに、虫酸がはしるよ。
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