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砕は朝起きると直ぐに美兎の為にご飯を作り、まだ眠っている美兎に声をかける
「美兎、兄ちゃん学校行ってくるから…家で大人しく待ってるんだぞ?」
「…う…ん…。遅くならないでね?」
「ああ、約束だ。」
美兎の頭を一撫でし、家を出る
砕は玄関を開けた瞬間から再び鬼の様な形相になっていた…
そして、学校
何故砕は妹一人残して学校へ通っているのか?
疑問に思う人も少なく無いだろう…
しかし、それにはちゃんとした理由がある
ヴヴヴヴヴ!
「…来たか…」
携帯のバイブが鳴り響く
机に腰掛けながら携帯を開けば、案の定アイツからのメール
それを見た砕は一人不気味に微笑んだ
「…ホント…ここにはカモが多いな…」
砕が高校に通う理由
それはただ一つ
喧嘩屋商売が繁盛するからだ
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