第二章 バトルロワイヤル

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砕は朝起きると直ぐに美兎の為にご飯を作り、まだ眠っている美兎に声をかける 「美兎、兄ちゃん学校行ってくるから…家で大人しく待ってるんだぞ?」 「…う…ん…。遅くならないでね?」 「ああ、約束だ。」 美兎の頭を一撫でし、家を出る 砕は玄関を開けた瞬間から再び鬼の様な形相になっていた… そして、学校 何故砕は妹一人残して学校へ通っているのか? 疑問に思う人も少なく無いだろう… しかし、それにはちゃんとした理由がある ヴヴヴヴヴ! 「…来たか…」 携帯のバイブが鳴り響く 机に腰掛けながら携帯を開けば、案の定アイツからのメール それを見た砕は一人不気味に微笑んだ 「…ホント…ここにはカモが多いな…」 砕が高校に通う理由 それはただ一つ 喧嘩屋商売が繁盛するからだ
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