695人が本棚に入れています
本棚に追加
「…ゲームだと?てめぇ俺をおちょくってんのか?」
砕が怒るのも無理はない
いきなり知らない女に呼び出され、ワザワザここまでやって来て話を聞いていたのに…
言われたのは
ゲームをしないか?
怒りを表し、テーブルを叩く…
そのテーブルは無惨にも砕け散り、原型が残っていたのは支えとなる足のみとなった…
ゼロはその砕の一撃を見て、先程よりも艶やかな笑みを浮かべる
「良いわぁ…その一撃…
感じちゃう。」
普通の人物なら、この状況を見て身の危険を感じ取り、ガタガタと身を震わせる…筈なのだが…
この女は違うようだ
根っからの戦闘狂
戦いと言う物を…知ってる
砕は、ホンの一瞬
ゼロが笑みを浮かべた瞬間に…
恐怖と言う物を感じとっていた
「慌てないで?
そのゲームは…
この国の強者百人を選び、戦って貰う。
ルールは無し…
って言っても、殺しちゃダメよ?
バトルフィールドは相手と出会った場所。
優勝した暁には、賞金一億円と貴方が叶えたい夢を一つだけ叶えてあげる。
どんな夢でも…ね?
どう?
悪くない話でしょ?」
ゼロは再び笑った
最初のコメントを投稿しよう!