第二章 バトルロワイヤル

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一億… それは砕が夢見ていた額 何故そんな大金が必要なのか分からないが、砕は金を欲していた それが優勝するだけで入り、尚且一番気になるのは どんな夢でも叶えてあげる というフレーズ どんな夢でもって言うことは、言葉の通りどんな事でもと言うことだ 例えば地球が欲しいと言えば手に入るのか? そう考えた瞬間に、馬鹿馬鹿しさが頭を過る 「どんな夢でも? 無理に…」 「無理じゃないわ。 私にはそれだけの力がある。 例えどんな無理難題でも…可能よ?」 ゼロの仮面越しから見える真っ直ぐな目には、一切の偽りがない… 何者だ…コイツは… 怪しすぎるのは分かる だが、砕はそのゲームに参加しようと… ゼロの瞳を見て決意した 「…その話が本当なら、乗ってやる。」 「…決まりね?」 ゼロは席を立ち上がり、砕に一つの小さな箱を渡した
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