第一章 喧嘩屋

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先程、路地裏から出てきた人物の名前は 須藤 砕(すどう さい) 銀色の髪を持つ高校生だ 当たり前だが、普通の高校生… って訳ではない 彼は、裏で仕事をし、大金を手に入れている その仕事と言うのが、 喧嘩屋… そして、また一人、今日も犠牲になった… 「…俺だ…メールは届いたか?」 砕が何者かに電話をしだす 「…ああ、ちゃんと届いたよ…ありがとう。 報酬は例の口座に振り込んでおく。」 「…分かった…くくく…また仕事があれば何時でも連絡してこい。」 ブツ! 言いたいことだけ言い、砕は電話を切った その顔は先程と同じ、悪魔の笑み 仕事が終わり、口座に金がある事を確認し、金をおろして自宅へと足を進める しかし、その顔は、自分の家につくなり和らぎ、まるで別人の様な優しい顔に戻っていく 玄関のドアを開け、一室に向かう そこには、一人の女の子がベッドで眠っていた
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