第一章 喧嘩屋

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砕はキッチンに向かう… しかし、途中リビングに向かい、何やら本棚の二番目の本を全て床に落とした バサバサ 軽快な音を立てて床に散らばる漫画 砕はそれに見向きもせずに、本棚の後ろから一つのカバンを取り出した それを床にそっと置き、鍵で開けると… そこには、数えきれないほどのお札、小銭の山が… 砕はそこに今日の卸したお金十万の内七万を入れ、そのカバンを閉じた そこで、砕は考える 約八百万… 一億には…程遠いな… 学生にしたら八百万等物凄い大金だ しかし、砕の目標は一億 何故彼にはそんな大金が必要なのか… 「…お兄ちゃ~ん? おっきい音したけど大丈夫~?」 自分の部屋から砕に話しかける美兎 「…ああ、何でもないよ。 心配しなくていい。」 …今考えるのはやめよう… そう心に言い聞かせ、本棚を元に戻すと、再びキッチンを目指し、歩き始めた
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