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砕はキッチンに向かう…
しかし、途中リビングに向かい、何やら本棚の二番目の本を全て床に落とした
バサバサ
軽快な音を立てて床に散らばる漫画
砕はそれに見向きもせずに、本棚の後ろから一つのカバンを取り出した
それを床にそっと置き、鍵で開けると…
そこには、数えきれないほどのお札、小銭の山が…
砕はそこに今日の卸したお金十万の内七万を入れ、そのカバンを閉じた
そこで、砕は考える
約八百万…
一億には…程遠いな…
学生にしたら八百万等物凄い大金だ
しかし、砕の目標は一億
何故彼にはそんな大金が必要なのか…
「…お兄ちゃ~ん?
おっきい音したけど大丈夫~?」
自分の部屋から砕に話しかける美兎
「…ああ、何でもないよ。
心配しなくていい。」
…今考えるのはやめよう…
そう心に言い聞かせ、本棚を元に戻すと、再びキッチンを目指し、歩き始めた
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