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食事を済ませた後は、美兎に薬を飲ませ、安静にさせる
美兎は幼い時から体が弱く、薬を飲まないと生きていけない体だから…
砕は美兎の傍らにずっと座っていた
その間にたわいもない話をしながら…
時が立つのは早く…時刻は既に夜10時を回った
「…お兄ちゃん?
明日は何時に帰って来るの?」
そろそろ眠いのだろう、目を擦りながら美兎は砕に言う
「…明日は少し遅くなるかもな?
でも、6時には帰ってくるよ。」
「…約束だよ?
6時過ぎたら美兎怒るからね?」
「分かった。約束だ。
ほら?眠いだろ?
そろそろ寝な?」
砕は美兎の頭を撫でてあげる
すると美兎は安心したのか、一瞬笑顔になると、直ぐに眠りについた
砕はそれを確認してから風呂に入ろうとしたのだが…
ヴヴヴヴヴ!
ポケットの中の携帯が音を立てた
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