2章 覚醒は不意に

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「じゃぁ、私の事は香苗(かなえ)って呼んでね」 「俺はジェームスでいいぜ!」 「わかったわかった。 里佳に香苗それとポチな、案内するんだろ? 早く行こうぜ」  先に進もうとする俺に、置いて行かれないよう茜に紫苑が続く。 「ちょ、ちょっと待ってよー。 置いてかれちゃう!早くいこ、香苗!それとポチ!」 「うん、いこポチ」  香苗と里佳も早足で追いかける。 その後に、ポツンと佇むのは、ポチだけだった。 「いやいや、ひどくね?」  そんなこんなで購買部、食堂、体育館、音楽室、美術室など授業や日常的に使う場所を案内した。 その後、六人は最後に屋上へと、向かった。 ,
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