3章 変わりなき決意

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あの言葉の後に、感じていた違和感もなくなり、みんなの態度も、屋上に来る前に戻っていた。 あの瞬間。 感じていたのは、そこに自分が本当にいるのかどうかもわからない虚無感……、というか疎外感だろうか?  ここに俺はいるぞ、と話しかけても、気づいてくれないのではないだろうかと思うほどの、自分という存在の曖昧さに、俺は意味のわからない鳥肌が、腕に浮かんでいた。  おかしくなりそうだった頭の中身を、考えの隅に追いやるかのように、振った後。 翔は、ただ紫苑の事しか、見てはいなかった。  楽しそうに会話をする茜たちと一緒に、ただ聞いているだけの紫苑。 さっきの事が嘘だったかのように思う。 いや、思いたいだけなのだろうか……。 ,
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