3章 変わりなき決意

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「大体の場所も行ったし、そろそろ帰ろっか?」 「そうだな」  そういう茜の言葉に同意し、皆が帰り支度を済ませ教室を出る。  朝の急いでいる時には、めんどうに感じる四階だが、特に下りる事には苦を感じることもなく、一階にある職員室の脇から、校外へと向かう。  この学校は、元々土足での生活の為、下駄箱というものも存在しない。 昔からあったような、下駄箱にラブレターなどという、ドキドキな事件など起こるはずもなく、メール等で告白することもある現在では、もう見かける事も少なくなっている。 これが、時代の流れなのだろう。 ,
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