3章 変わりなき決意

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校門を出てすぐに、 「私たちこっちだから、また明日ね」 「ちゃんと紫苑ちゃん送ってくのよー」  手を振りながら言う香苗と里佳に『あぁわかってる』と返し、二人とは反対の方向に進もうとする翔たちだったが。 不意に、 「あ、私も今日は寄る所あるからここで」 「そうか、気をつけろよ」 「うん!」  いつものように、明るく笑顔を浮かべ、茜は駅の方へと歩いていった。 「さぁ、行くか」  今度こそ、という感じで歩き始めたら、ついて来ているのは紫苑だけで、大地はまだそこに突っ立っていた。 ,
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