犠牲者と被害者

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― ピピピ、ピピピ、ピピピ…ガチャ! 真介は横に置いてある目覚まし時計を止める。 「ふぁあ~、眠いな…」 起きたばかりで目の前が霧が掛かったようにハッキリしない。頭もまだ正常に起動していないせいかボーっとしている真介。 「まったく何が、眠いな…、よ早く起きてよぉ」 誰かに話しかけられ振り返る。しかし、相変わらず視界は霧が掛かっている。 「ふぁあ~、しょうがないだろ。最近は寝付きが悪いんだ」 とりあえず会話を進め頭を無理やり起こす。
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