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「相変わらず千穂は朝が強いのな」
「そんな事ないよ、真介君が弱すぎるだけだよ。それに、私が起こしに来ないと真介君は遅刻するから」
呆れて首を左右に振る。
実は真介の両親は早くに亡くなった為、今では一人暮らしをしている。それからはこうやって千穂が身の回りの世話をしている。
「もう朝ご飯が出来てるかっ…」
千穂の動きが止まる。目の前には真介が寝ぼけながら着替えをしている。そしてとうとうズボンに手をかける。
「キャャャーーー!!」
真介の背中に大きな紅葉を作って千穂は急いでその場を逃げ出した。
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