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「だけど、死体なんだろ?それなら別に問題ないじゃないか」
それを言われても三浦からはシリアスな表情が取れる事は無かった。
「それが『普通の死体』ならな…しかし、それがこの事件が奇怪事件と言われる由縁だ」
意味深な事を言いつつまた口を開く。
「ただの死体じゃないんだ」
「「え!?」」
千穂と真介からは同じ言葉が出てくる。
「血が無かったんだよ。それも死体とその周りにあるはずの血が一滴残らずな…この意味が理解出来るな?」
二人は頷くしか無かった。
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