犠牲者と被害者

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「と、とにか他に人がいないか探さないと」 急いで教室のドアを開けてあても無く走る。ただ、この状況を何とかしたいから、ダメなのは分かっているけど、嫌な汗が止まらないけど何とかしたいと思うから。 「ハァ、ハァ、ハァ…クソッ!何で、何で階段が無いんだよ」 普通ならもうとっくに階段は見つけているはずなのに見つからない。 「普通っていう考えがダメなのか?でも何としても階段を見つけてやる」 だんだんと真介は意地になってひたすらどこまであるか分からない廊下を走り続ける。
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