最期の日

2/8
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
西暦2112年12月11日午後15:03 「こちら、CP1002!現在、大陸から320㎞地点セデス海上空200Mを飛行中! ガスがヒドい!視界不良の為、一旦ベースに帰還する!」 「了解した!CP1002帰還せよ!」 「CP1002了解! 全くベースの奴らはいいよなぁ、呑気にモニター見てるだけでいいんだもんなぁ!」 「全くだ!」 俺たちは、今から10年前に、設立された、世界機関ノア。世界の終わりを食い止める機関。 設立理由は、10年前空から降ってきた、一つの巨大な隕石。この星の命に終わりを齎(もたら)す者…。 世界のほぼ半数が壊滅状態、残った人々によってこの隕石の調査がはじまった! 調査が進むに連れてこの隕石は生きている!という結論に達する。 隕石と思われていた物は、何かの卵だった。直径約120M高さ30Mの半球型の卵… そして、この卵は約1000万年前から残る文献、古代セデス文明の予言書にある内容と酷似している…。 そこに出てくる「遥か遠く終焉の日 光失いし青い球 空より来たり 漆黒の球 10の周期 球より出でし者 黒き炎の矢 全てを滅ぼす」 この文献から読み取れるのは、10年後世界が終わるということ。 そして、10年後というのが今だということ……。 いつ、出てきてもおかしくない状況。 我々はこの卵を破滅の者……『プレシミヤン』……と名付けた。……………。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!