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神様は手を顎髭にあてて何かを考えていた。そしてこっちを見て二ヤッと笑う。それを見てゾワーッと背筋が゙寒くなった。
「ほう、おぬしはもう一回下界に戻れ。面白そうじゃ。」
ニヤニヤ笑いながら爺さんは喋る。
…………下界?
あの世界に戻れ……?ふざけんな!!
「ふざけんな!!」
……あんな世界、二度と戻りたくない。
……皆に捨てられた世界。嫌……、嫌……。嫌だ!!
「おぬし、自分が前にいた世界に戻るとでも思ってるのか?」
「……何言ってんだ?」
意味がわからない……。
「おぬしが考えてるその世界に送ったら間違いなくおぬしは発狂する。自殺するじゃろうな。」
……多分な。そしたら直ぐにここに戻ってくるだろう……。
「どこから説明しようかの?」
「最初から……じいさんが考えてること話せ……。」
ニタニタ笑ってるじいさん。……何かを企んでる顔だ。
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