ちいちゃん、登場

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 今や竜之介にとって殺人があったという事実よりも千冬と真が一緒にいた、という事実の方が重かった。 「いや、すまんね。鈴木刑事。実は俺たち、デートしてたんだ。羨ましいだろぉ」 「嘘だ‼」  竜之介の理性はどこへやら真の首を半ば締め付けていた。 「ぐぇ」  真の喉が変な音をたてた。
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