mors

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理想と現実の狭間で 静かに揺れる蜃気楼 そそぐ光は夕闇へと 真実残し消え去るの 季節が過ぎても朝は来ない 咲かない花は教えてくれる? 無数の愛が行き交う地球で 愛を信じる事などできない 耳元でささやくのよ 聞きたくもない天使の声が 生きることが苦痛なら せめて深い闇の世界まで 月明かりよ どうか答えて 私の叫びに気付いてください 星明かりよ どうか気付いて 私の叫びに答えてください 求める事が罪ならば せめて深い眠りの中まで 1人など怖くはないのよ… 偽りの光が恐ろしいのです 笑う事を忘れたから せめて私を落としてください 底なしの欲望に染まり 崩れてゆく身体は地に返して 命の終わりに答えるように ひどく綺麗な花を咲かせるでしょう…
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