001 変態兄貴と日常。

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          ─遅刻まで後5分     とりあえず学校に着いた 教室に入って席に座る     零は俺の前の席       「随分疲れた顔してるね」       零が首を傾げながら 顔を覗き込んできた       「あは。そりゃあ…ね」       朝からあんなことされたら 誰だって疲れるよ       「零~青~おはよ~」       俺の横の席から 首を突っ込んでくる奴       「はよ…」     「おはよー」       このチビで可愛い顔したのが     倉本 真生(クラモト マオ) 一応俺と零の友達       「ねっ!宿題やった?」       真生がニコニコしながら訊いてきた       「やってない」     「あ…忘れてた」       宿題の存在なんて忘れてたよ     零は最初から やる気ないみたいだね      
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