002 変態兄貴と夏休み①。

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      「海、かぁ…   海と言えば水着… 水着と言えば青…」       お兄ちゃんが 俺をチラ見しながら呟く       「意味わかんねぇよ」     「よっし!海行こぉ!海海!!」     「ここからじゃ遠いだろ」     「自転車があるじゃないかぁ☆」     「二台しかないじゃん」     「もちろん、二人乗りぃ!!」       …………   交通ルールはちゃんと守ろうよ                                         「─着いたねぇ☆」     「着いちゃったね」       真生は砂で遊び始めた   零は木陰に涼みに行って         俺はお兄ちゃんと二人 海を眺めてるわけで       「泳ごっか☆」     「俺、水着持って来てない…」       そう言うと お兄ちゃんは満面の笑みで       「大丈夫☆ 青のタンスの中探してきたから!」     「死ね!!!!」        

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