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「海、かぁ…
海と言えば水着…
水着と言えば青…」
お兄ちゃんが
俺をチラ見しながら呟く
「意味わかんねぇよ」
「よっし!海行こぉ!海海!!」
「ここからじゃ遠いだろ」
「自転車があるじゃないかぁ☆」
「二台しかないじゃん」
「もちろん、二人乗りぃ!!」
…………
交通ルールはちゃんと守ろうよ
「─着いたねぇ☆」
「着いちゃったね」
真生は砂で遊び始めた
零は木陰に涼みに行って
俺はお兄ちゃんと二人
海を眺めてるわけで
「泳ごっか☆」
「俺、水着持って来てない…」
そう言うと
お兄ちゃんは満面の笑みで
「大丈夫☆
青のタンスの中探してきたから!」
「死ね!!!!」
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