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綺麗な花をぼ~っと眺めていると、視界に花と同じ色のズボンをはいた人が、ベンチで飯を食べていた。
その色のズボンは、胴のまわりは締まっているのに、下にいくにつれて太くなっている。
足首の所で、また締まっている。
珍しいズボンだった。
珍しいズボンを見ていると、その人と目があってしまった。
その人は、感じの良さそうには見えなかったので、すぐさま目線を変えた。
だが、その人は食事を終えると、俺のほうを見るなり、こっちに歩いてくる。
少しドキドキしていると、その人が話かけてきた。
『お前、仕事探しょ~るんか?』
…?『なんでわかったん?』
ドキドキしながら聞いた。
『それみりゃわかるじゃろ。』
その人は、コンビニの袋を指さし言った。
袋を見てみると、コンビニを出るときに取ったタウンワークがあった。
『あぁ、それでなんじゃ』
納得した。
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