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「じゃあ、森山直太朗のさくらうたってや！」
リカはそう言うと、カラオケの機械にデンモクを向け、ピピピ…
始まってもうた… めっちゃ恥ずかしいわ…
そう思いながらも仕方なく歌ってみることにした。
「ぼぉ～くぅらわぁ～…」
「さぁくぅらぁ～さぁくぅらぁ～…」
「さぁくらぁ～まいちぃるみちのぉ～うぇでぇ～」
…
……
………
終わった…
「めっちゃうまぁ～い！ゴンちゃんなんかしてたん？ 習ったりしてるん？」
あれっ？ 以外とイケてるやん！おれの歌(笑)
「いやっ、習ってないっすよ！ってか今日初めて歌いました！」
「えぇマジでぇ！すごいうまいなぁ☆また歌ってな！」
タカシはこの時自分が歌がうまいと言うことより、自分がモテていると勘違いしたのは、いうまでもない。
この日からリカの口コミや歌を聞いていた他のお客さんからのリクエストも絶えなくなっていた。
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