第二章 気術師の到来

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体から力が抜けていく。強い。ただの喧嘩屋じゃない。 「お前何もんだ?」 「ペガサス学園No.72、佐藤英作(サトウエイサク)」 ペガサス学園?ナンバー?意味がわからない。 「その首、もらうぞ」 佐藤がゆっくりと近づいてくる。オレはもうどうでもよくなってしまった。どうせ死ぬのが少し早まっただけだ。 「何だ?諦めたのか?」 「………」 オレは答えない。答えたところで何かが変わる訳でもない。しかし次の言葉でオレは反応する事になった。
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