第二章 気術師の到来

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佐藤の首と胴体が分かれた。 「龍鬼!?」 飛び込んできたのは東堂龍鬼だった。しかしいつものいい加減な雰囲気は出しておらず、真面目で集中しているようにも見える。 「おい、龍」 「黙ってろ。まだ終わってねぇ」 素早く命令された。よくみると佐藤は首がなくなっているのに、胴体だけでこちらに向かってくる。気持ち悪! 「愚かな……まだ実力差がわからんか…」 「………」 佐藤は何も語らなかった。口がないから当たり前なんだろうけど。
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