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第一章 私立マンモス学園
(ジリジリジリジリ!)
目覚まし時計が鳴り響いた。窓からは朝日が差し込んでいる。どこの家でもありそうな平和な朝だ。
(カチッ)
ベッドから手をのばして音を止める。意外と目覚めがよかったので、すぐに着替えて学校に行く準備をした。
その後、部屋から出てリビングに向かった。一人暮らしなので、リビングには誰もいないが、今日でこの部屋とお別れだと思うと、妙に感慨深い。
好みの焼いていない食パンをかじりながら家を出た。
今日は四月三日。分かりやすくいうと、この俺、加藤光一の高校生活がはじまる日だ。
前から早くなりたいと思っていたので、今日はとてもテンションが上がっていた。そして俺はある人物と待ち合わせをしているバス停へと向かった。
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