第三章 請負企業

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「そういうわけでオレは退散」 「どういうわけだ!」 ツッコミをいれられながらもそそくさと龍鬼は保健室から出ていった。 「あの、説明始めてもよろしいでしょうか?」 岩見が申し訳なさそうな声をだした。そういえばずっと無視してたな。 「ああ。龍鬼程ではないにしろオレもバカだからわかりやすく頼む」 「はい。じゃあまず気解放について話しますね」 少しはオレに慣れてきたようで、明るい声で話す。 「人は自分の能力を二割程度しか使ってません。それってすごいことじゃありませんか?記憶力、運動神経、判断力、etc…全てをたった二割でまかなっているわけですから」
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