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さすがにいつまでも保健室にいるわけにもいかず、説明が終わった後龍鬼と一緒にオレの部屋に向かった。
「そういえばどうやってオレが襲われているって知ったんだ?しかも来るの早かったし」
率直な意見を述べた。
「第四部隊の隊長が能力で教えてくれたんだよ。何で早かったかはそのうちわかるさ」
意味深な言葉を残した。実際は説明するのがめんどくさいだけだろうが。話してるうちに部屋についた。
「ただいま~」
「お帰りなさいませ、ご主じ」
バタン!え?誰?
「どうした?」
後ろにいた龍鬼は状況がのみこめてないようだ。
「何かメイドさんがいた……」
「何訳わかんねぇこと言ってんだ」
龍鬼がノブを回した。
「お帰りなさいませ、ご主じ」
バタン!
「おかしいな……薬をやった覚えはないが……」
「……大丈夫。お前は正常だ」
とりあえず、中にいるであろう虎神に電話をかけてみよう。ワンコールでつながった。
「光一か?今すぐ帰ってこい。何か変なのがいる」
わかってる。わかってるさ。
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