第五章 初任務

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「殺る前に何か聞いてあげるわ」 昨日よりこわ! 「峰打ちにしてくんない?」 「いいけど(ニコッ)」 笑われると余計怖いんだけど。 「逃げる」 「逃げれると思う?」 オレには勝算があった。ドアは志保でふさがっていたがオレの後ろの窓は空いてる。いける! そう判断してオレはベランダから飛び降りた。下の階の手すりにつかまりながら何とか一階までおりた。 「ご主人様すごいです!」 「無駄に身軽なんだから」 上でそんな声が聞こえた。志保から逃げるために身につけた脱出術だった。
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