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寮に帰ると志保はもういなかった。安心安心一安心。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
華音が迎える。
「どこに行っていたのですか?」
「緊急の会議行ってた。オレ、任務行くから遅くなる」
「では、わたしも行きましょう」
「は?」
女の子を殺しあいに連れてけと?
「な、なんで?」
「わたしは貴方の武器ですよ?当たり前でしょう?」
「で、でも危ないよ…?」
「尚更行かないわけにはいきません!」
意外と頑固なんだなぁ…。全く引きそうにない。
「わかったよ……。そのかわり敬語止めて、オレのことは光一と呼べ」
これはオレが認めた奴に言う最初に言う言葉だった。よそよそしくされるのは嫌いだ。
「わかりまし…」
「こら、敬語だ」
「わかったよ光一様」
「様もなし」
「わかったよ、光一君」
ホントは君も止めて欲しかったが、それは性格上仕方ないだろう。
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