第六章 二人の実力
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華音……ではないよなぁ。今までいなかったし、そもそも気術師じゃないし。 「……っと、ちょっと聞いてる?」 久美の声で正気に戻った。そうだ。今は任務に集中しないと。 「悪い。何だって?」 「予想以上に敵が多いから、重治くんに突っ込ませて私たちは後ろをついていくって言ったよ~」 「オレの剣は乱戦にこそ活躍するからな」 そんな大剣で?一対一の方が強いと思うけど。
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