第六章 二人の実力

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「重治君、まだ光一君はそこらへんのこと知らないんだよ」 久美、ナイスフォロー。 「時間がないから簡潔に言う。気解放は人間限定じゃない。まあオレたちの場合は進化みたいに考えてくれればいい。オレはゴリラが進化した生き物なんだよ」 ぽ○もんみたいに考えればいいか。説明はそれで重苦しい雰囲気がただよった。重治はみんなと円になって片手を前に出した。 「ではこれより突撃を開始する。No.33、岡本重治」 久美も手を出す。 「No.13、当宮久美」 オレと華音も手を出した。 「No.103、加藤光一」 「武器、加藤華音」 これは龍鬼が必ず任務前にやらせる儀式だった。
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